【MatchingMap アップデート】マッチング一括作成機能強化

いつもMatchingMapをご利用いただきありがとうございます。

今回のアップデートでは、地図にプロットしたすべてのレコードから「マッチング一括作成」が可能になり、従来の選択型のマッチング作成方法に加え、より網羅的なマッチング作成を迅速にできるよう強化しています。

その他、MatchingMapの制約を緩和する機能改善やガバナ制限対応、及びレスポンス改善などのカイゼンを行なっています。

リストに表示されているすべてのレコードから「マッチング一括作成」が可能に

地図にプロットしたすべてのレコードから「マッチング一括作成」できるようになりました。フィルタで各種条件を絞り込んだあと、マッチング候補に加えることなく、表示されているすべてのレコードからマッチングを作成可能になるため、条件にマッチしたマッチング作成の漏れを防ぐことが可能です。一括作成可能なマッチングは最大1,000件です。

「マッチング一括作成」はリスト上部の[▼]ボタンから行えます。

今回のアップデートにより、マッチングの作成が以下の3つの方法で行えるようになりました。

  1. レコードの詳細情報を開き[マッチング作成]ボタンから個別で作成
  2. リストに表示されたレコードのチェックボックス、または詳細情報の[マッチング候補に追加]ボタンからマッチングを作成したいレコードを複数選択し、一括で作成
  3. リストの[▼]ボタンから、リストに表示されているレコードのマッチングを一括で作成

例えば「地図である程度、幅広い条件で絞ったあとは、マッチングを一括作成して網羅的にマッチング/紹介したい」といった場合にご活用いただけます。

地図上に読み込むレコード数の上限を10,000件を超えて設定可能に

今回のアップデートにより、地図上に読み込むレコード数の上限値に10,000件を超えた値を設定できるようになりました。これに伴い、URLパラメータによるデフォルト値についても10,000件を超える値を設定可能になっています(URLパラメータによりデフォルト値が設定されている場合は、URLパラメータの値が優先されます)。

MatchingMapのフィルタによる検索は地図に読み込まれたレコードに対する絞り込み検索であるため、検索対象としたいレコードが上記のデフォルト値を超えた範囲にある場合は表示されません。すべてのレコードに対して検索を行うためには、中心点を移動する必要がありました。

都心部などの求人が密集している地域での利用時には既存の最大値である10,000件では不十分であるケースもありますので、管理されている求人数やパフォーマンスを考慮してご活用ください。

注意点として地図に読み込むレコード数の上限を大きくした場合、その値が大きいほど地図の動作速度に大きく影響します。管理されている求人数に応じて無条件に上限値を増やすのではなく、「地図上にプロットするレコードかどうかを表すフラグ項目」や『「地図に読み込むレコード数の上限」を超えたレコードの読み込みを許可』の設定項目をご利用いただき、検索対象として必要なレコードが読み込まれるように調整することをご検討ください。

地理位置情報取得バッチ設定でバッチサイズの選択が可能に

地理位置情報取得バッチ設定で、バッチサイズを選択できるようになりました。これまでは「10」で固定されておりましたが、今回のアップデートにより1〜10の任意の値を選択することが可能になりました。

地理位置情報取得時には、求職者等の地図表示が必要なオブジェクトのレコードに対する更新処理が行われます。既存の環境において、対象のオブジェクトに対するApexトリガ、レコードトリガフロー等の事後処理が多数ある場合のガバナ制限対応にご活用ください。

レスポンス改善

これまではレコード取得のページングが発生した都度、地図も再レンダリングされておりましたが、今回のアップデートにより差分のみレンダリングするようになり、レスポンスが改善しました。


MatchingMapにまつわるカイゼンやアップデート情報はウェブサイトの「お知らせ」内の「カイゼン・新機能」にて更新しております。

その他、今回のアップデートによる更新内容はリリースノートをご参照ください。

今後もみなさまのお声を積極的に取り入れていきたいと考えております。機能面でなにか気になることがございましたら、お気軽にお伝えいただければ幸いです。

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