Salesforce や Calsket などで表示される日付は、通常「西暦」で表示されています。一方、契約書や役所へ提出する書類を作成する場合など、「和暦を参照したい」というシーンもあります。
もちろん、インターネットで検索すれば西暦に対する和暦はすぐに見つかりますが、検索して調べるのは「ちょっとした手間」です。
そこでこの記事では、Calsket のカレンダーを普段使いする中で、サクッと簡単に和暦を確認できるようにする方法をご紹介します。
和暦表示用のカスタム項目を作成する
まずは、行動オブジェクトに和暦表示用のカスタム項目を作成します。数式項目使って、行動オブジェクトの「日付(ActivityDate)」から、和暦を計算するよう設定します。
※行動オブジェクトのカスタム項目は、活動オブジェクトにて作成ができます。(参考:ToDo または行動のカスタム項目を作成する)
この例では、数式を以下のようにしています(参考:[数式 サンプル] 日付型項目の値を和暦表示する数式)。
IF( AND(ActivityDate >= DATE(1868,09,08), ActivityDate <= DATE(1912,07,29)), "明治" & TEXT(YEAR(ActivityDate) - 1867) & "年" & TEXT(MONTH(ActivityDate)) & "月" & TEXT(DAY(ActivityDate)) & "日", IF( AND(ActivityDate >= DATE(1912,07,30), ActivityDate <= DATE(1926,12,24)), "大正" & TEXT(YEAR(ActivityDate) - 1911) & "年" & TEXT(MONTH(ActivityDate)) & "月" & TEXT(DAY(ActivityDate)) & "日", IF( AND(ActivityDate >= DATE(1926,12,25), ActivityDate <= DATE(1989,01,07)), "昭和" & TEXT(YEAR(ActivityDate) - 1925) & "年" & TEXT(MONTH(ActivityDate)) & "月" & TEXT(DAY(ActivityDate)) & "日", IF( AND(ActivityDate >= DATE(1989,01,08), ActivityDate <= DATE(2019,04,30)), "平成" & TEXT(YEAR(ActivityDate) - 1988) & "年" & TEXT(MONTH(ActivityDate)) & "月" & TEXT(DAY(ActivityDate)) & "日", IF( ActivityDate >= DATE(2019,05,01), "令和" & TEXT(YEAR(ActivityDate) - 2018) & "年" & TEXT(MONTH(ActivityDate)) & "月" & TEXT(DAY(ActivityDate)) & "日", "#エラー" )))))
行動オブジェクトの「項目セット」を作成する
Calsketでは、カレンダーの行動ボックス、行動ボックスにマウスオーバーした際に表示されるポップアップ、画面左側に表示されるリストビューに表示する項目をカスタマイズすることが可能です。
表示項目の設定・選択には「項目セット」を利用します。項目セットを設定するオブジェクトは、下記のとおりです。
- 行動ボックス:行動オブジェクトの項目セット
- ポップアップ:行動オブジェクトの項目セット
- リストビューに表示する各オブジェクト:各オブジェクトの項目セット
今回は「ポップアップ」に和暦を表示させてみましょう。設定画面から、行動オブジェクトの項目セットを作成します。
Calsket の「ポップアップ」の表示を設定する
最後に、Calsket 側の設定で、ポップアップに表示する項目セットを指定すれば完了です。
これで設定はすべて完了です。実際に、ポップアップの表示を確認してみましょう。
ポップアップに常に和暦が表示されるようになったので、契約書などの書類作成頻度が多い部署の方には、便利にご利用いただけるのではないかと思います。
このように、Calsket では、ポップアップを始めとした表示を使いやすくカスタマイズすることができます。ぜひご活用ください。
参考:カレンダーの行動ボックス、ポップアップ、リストビューの表示項目のカスタマイズ | co-meeting